被告人 ★★★★★

全26話

きたーー!!永久保存版ドラマ!!前評判も聞いてましたが、これはヤバイ!脚本も素晴らしい。演技も素晴らしい。見ごたえ200点満点!!どうしたら、こんなドラマ作れるのか?!マクチャン要素、サスペンス要素、ヒューマンドラマ要素、どこを切り取っても無駄がない。今年の一押しかも!!

主人公は、チソン演じるソウル中央地検検事パク・ジョンウ。彼が追っていた事件の容疑者が、オム・ギジュン演じるチャ・ミノ。チャ・ミノは、チャ・ソノと双子の兄弟。ある日、追い詰められたチャ・ミノは、兄のソノを殺し、ソノに成りすますことで事件を隠蔽しようとした。それに気づいたのがジョンウ検事。執拗にチャ・ミノを追い詰めるジョンウだったが、突然妻子を殺害した容疑で逮捕され、死刑を言い渡される。完璧な証拠によって、死刑を宣告されたジョンウ。果たして彼が本当に妻子を殺したのか、、、。刑務所に収監されたジョンウは、記憶を失っていた。ジョンウの記憶が戻れば、たちまち危なくなるのがチャ・ミノの立場。

序盤から中盤までは、ジョンウの失った記憶を一つづつ紐解きながら、事件の真相に迫る描き方で物語が展開。ジョンウの友人検事、ジョンウの義弟、刑務所仲間、、、。すべての人物たちとジョンウとの関係性が無駄なく描かれ、時に意表を突く形で、真実に近づいたり、真実から遠ざかったり!この匙加減が実に絶妙です。
中盤からは、記憶が戻ったジョンウとチャ・ミノとの攻防が展開。ジョンウが刑務所の外にいるチャ・ミノと向き合うにはどうすればいいのかーーー!!
ネタバレになるので、書きたくても書けないけれど、中盤に登場するあるシーンは、実によく出来ている。ハリウッド映画からヒントを得ました?って突っ込みたかった。大体この手のドラマは、中盤から後半にかけて中だるみが生じるか、無駄が見えるかなんだけど、本作は上手くまとめています。

とにもかくにもチソンは何者?!笑 演技上手すぎです。コメディからシリアスまで、卓越した演技です。本作の前半なんて、チソンが死ぬ!って思うぐらい悲壮感MAX。さぞかし撮影中は、大変だったんだろうなーー。
そして、忘れてはいけないのが、チャ・ミノとチャ・ソノを演じたオム・ギジュンです。彼もまた猟奇的なキャラクターを見事に演じていて、チソンとオム・ギジュンの演技のぶつかり合いが最高に面白かったですね。

人間ドラマの要素として注目したいのは、ジョンウと、ジョンウの友人カン・ジュニョク検事との対比です。ジョンウは、自分の信念を曲げずに強い意志で貫く男。いわばヒーロー的になキャラクター。一方、ジュニョクは一般的な人物でしょう。本来はまっすぐでいい人なんだけれど、精神面での弱さで自分を見失うタイプ。プライドと欲に負けてしまう男です。大概の人はジョンウに憧れるけれど、実はみんなジュニョクだったりするのではないでしょうか。だからこそ、ジュニョクに同情できるし、共感もしてしまうというキャラクターです。
このドラマでは、ジョンウの苦悩や復讐を描きながら、実は周辺の人たちを浄化していくジョンウのキャラクターを描いていることにも注目してほしいですね。決めたことを守る人、目標に向かってぶれずに突き進む人、そんな彼が周囲の人たちに影響を与え、知らない間にその人たちの人生をも変えてしまっている。小さなジョンウが一杯出現してしまうドラマなんです。だからこそ、見終わった後の爽快感もまた素敵💛

文句なしの永久保存版、5つ★ドラマでした。
日本でのドラマリメイク、凝縮して映画、いかようにでもなりそうですが、俳優の演技なくして成り立たないドラマです!!