嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~ ★★★★☆

全24話

ドラマ「パスタ」の脚本家が贈る、“ラブコメの女王” コン・ヒョジンとチョ・ジョンソク共演のラブコメディ。物語の軸となるキャラクターに課した設定の意外性にオープニングからひっくり返ってしまった!!

主人公ピョ・ナリ(コン・ヒョジン)は、SBCニュースのお天気キャスター。同じTV局で働く記者イ・ファシン(チョ・ジョンソク)に3年間片思い中。ファシンに想いが届かないまま、ある日ファシンと一緒に仕事をすることになりバンコクへ。そしてバンコクに向かう飛行機の中でファシンの大親友イケメン御曹司のコ・ジョンウォン(コ・ギョンピョ)と出会う。
ファシンとの仕事で偶然ファシンの胸に触れたナリ。触診で乳がんを患った母を思い出し、気になる。そして強引にファシンを病院に行かせることになり、ファシンが初期の乳がんであることが判明。ニュース番組のアンカーを狙うファシンにとって、男性なのに乳がんという事実は致命傷!その秘密を知ったナリの助けを借りて、治療をすることに。。。一方、自分に冷たいファシンのことをいつまでも引きずりながら、彼の友たちジョンウォンの優しさに惹かれていくナリ。
やがて、ナリとジョンウォンの仲が親密になり始めたころ、ファシンが自分の気持ちに気づき始める。。。。

簡単に言ってしまえば、単純な三角関係ラブストーリー。ただ、ファシンに課した乳がんという設定には驚いた。更に、この事実が後半に大きな意味をもたらしていくので、注目してほしい。
そして、ジョンウォンに傾いたナリを取り戻そうと、嫉妬の鬼と化すファシン。こんなにやんちゃでどうしようもない男をチョ・ジョンソクが演じているのも意外な展開。ジョンウォンに比べ愛情表現が無骨で、下手なファシン。女性から見ると実にタイミングの悪い男。そんなファシンが捨て身でナリを取り戻そうとする姿が、なんともカワイイ。
ナリとファシンの台詞の応酬も息がぴったりで、ベテランの演技です。
そして、チョ・ジョンソク出演作で必ず出てくるのは歌のシーン。彼はめちゃくちゃ歌が上手いから。本作は、これまでの出演ドラマの中で一番過激に歌ってるかなぁ。ダンスも披露しているし。最終話の歌のシーンは、思わず彼のライブか?!と突っ込みました!!

メイン2人の演技はさることながら、サイドストーリーとして楽しめるのが、ファシンの元義姉ケ記者(イ・ミスク)と現在の義姉にあたる SBCアナウンサー局長のパン・ジャヨン(パク・ジヨン)、ジョンウォンの叔父でオーナーシェフのキム・ラク(イ・ソンジェ)との三角関係。ファシンの姪を巡って、実の母ケ記者と育ての母ジャヨンが同居。その住居の大家が中年女性を熱くする男キム・ラクという設定。この3人の攻防は、笑えます。

“ラブコメの女王” コン・ヒョジンは、不思議な魅力の女優さん。演技に気負いがないところが大好きなんですが、彼女の過去作では、「最高の愛」のク・エジョンが一番好きだったかなぁ。本作では、女性側が二股をかけてしまうという難しい役だったけれど、彼女が演じたことで嫌味が全くないドラマに仕上がった気はします。
物語の意外性と、その意外性が散漫になることなく最後まで面白さを引っ張れたことで★は4つ。
脇の物語と主軸の物語の絡みが深くなかった点と、「チョ・ジョンソク、歌いすぎでしょ!(笑」で5つにならず!!ww