ディア・マイ・フレンズ ★★★★★

全16話

ドラマでお馴染みの大ベテラン俳優が勢ぞろい! R50?!R60?!な、ドラマです。それなりの年齢を重ねた人達なら、必ず胸に響く1作。韓国ケーブルテレビtvN10周年記念作品として制作され、8週連続で視聴率第1位を記録。

世間一般に老人といわれ始める世代60代~70代。若者からは意味不明な人種扱いをされ、疎ましがられる。でも、誰しも訪れる老後。死への意識と覚悟が近づくこの年代に、現実を受け入れながら自由に元気に人生を全うしようとする人たちの物語。

登場するのは、4人の女友達とプラス1人。バツイチのチャン・ナンヒ(コ・ドゥシム)は、夫の浮気で離婚後、女手一つで娘ワンを育てる。年老いた母(キム・ヨンオク)と病気を患う父、そして障害を抱えた弟がいる。娘には過干渉の母。そんな母を愛しながらも疎ましく感じるワン(コ・ヒョンジョン)。何事も母に逆らえない自分がいる。そんなワンには、心から愛した男性ヨンハ(チョ・インソン)がいた。結婚目前にヨンハが事故にあい、下半身不随の障害者になってしまう。障害を持つ弟がいるせいで母ナンヒが、障害者との結婚を許さないこともあり、ヨンハと別れてしまうのだけれど、思いは断ち切れず、、、。
ムン・ジョンア(ナ・ムンヒ)は、ドケチで妻への思いやりのない亭主関白の夫ソッキュン(シン・グ)と2人暮らし。夫との世界一周旅行だけが彼女の夢なのだが、夫は口だけで全く聞く耳を持たない。嫁に行った娘たちの世話に明け暮れる日々。
オ・チュンナム(ユン・ヨジョン)は、生涯独身を貫く学歴コンプレックスの女性。同年代との交流に抵抗し、若い芸術家たちを支援している。お金に不自由のない暮らしぶりもあり、親族を一人で支援している。
チョ・ヒジャ(キム・ヘジャ)は、夫を亡くしてから一人暮らし。息子たちとの同居を拒み、息子たちに迷惑をかけまいと一人で暮らそうとするのだけれど、、。
華々しい芸能界で成功を納め、女優として活躍するイ・ヨンウォン(パク・ウォンスク)は、ナンヒと犬猿の仲。そんな彼女が4人の女友だちにとってどんな存在になっていくのか、、、。

このメイン登場人物の老人たちが、韓国の映像業界を代表するベテラン俳優陣たち。映画、ドラマ、どこかで必ず目にしたことのある俳優さんたちのはず。特に女優陣は、見事な演技を披露。演技を演技と感じない、役が乗り移ってしまったような等身大の熟年者を演じる。
これまで生きてきた過去のしがらみ、過去の傷、現在の悩み。。。自分自身のこと、子供のこと、夫との関係性。。。年を重ねれば重ねるほど、いろいろあるもので。しかし、いろんな苦労があったから老後は幸せにといかないところが非常にリアルに描かれている。台詞の一つ一つだけでなく、女優陣が見せる演技の一つ一つが心に染み入る作品に仕上がっています。
そして、最後は年齢に関係なく、今日を元気に、楽しく、明日に希望を持って生きていく前向きな生き方へのメッセージを温かく綴ってくれているのが、とっても素敵でした。年を重ねたからこその何でもあり!の生き方って、心地いい!!

ここが見どころと、ピンポイントで挙げるのは沢山ありすぎて難しい。
だから注目点を挙げてみると、脇を固める若手陣も豪華なので、楽しめるポイントの一つ。ヒジャの息子にイ・グァンス。チュンナムと交流する芸術家の一人にソン・ドンイル。更にワンを演じるコ・ヒョンジョンと恋人ヨンハを演じるチョ・インソンは「春の日」以来の共演を果たしています。

良質なドラマとして、そしてレジェンドの域に達した俳優陣の演技の競演に拍手を送りつつ、★は5つです。