名もなき英雄<ヒーロー> ★★☆☆☆

全16話

パク・シフ主演のクライムアクションドラマ。キャスティングは悪くないのですが、全体を3分割すると、物語のテンポが良くなって見応えが出てくるのはラスト1/3。そこまでは、アクションシーンも乏しく何とも残念な展開。闇の仕事人のようなドラマかと思いきや、誰が主人公の味方になっていくのか、中盤まで遅々として進まない。
舞台は、 「Bar隣人」。この店に集まる人達の群像劇にもなっている。Barでのシーンは、舞台を見ているような感覚がして、ドラマとしては新鮮な感じでした。

主人公、ペク・シユンは元情報局員。順風満帆に同じ局員と恋愛を楽しみ、仕事も順調に見えたある日、担当していたミッションに突如中止命令が・・・。命令を無視し、ミッションを遂行したことで後輩を目の前で殺されてしまう。シユンは責任をとり服役。出所してから訪れたのが<Bar.隣人>。年老いたオーナーが店を手放そうとしていた時、シユンが引き継ぐことに。この店の客は、みな事情を抱えた人や、変わった人達が多いことに気づくシユン。このBarは、情報局員や警察のたまり場だった。
この店の客でもあるのが、刑事課強力1チーム刑事イム・テホ。刑事の給料では住宅ローンを抱えた生活は楽ではなく、ある先輩から持ちかけられ探偵会社を副業として営むことに。そこでアルバイトで雇われたのが警官志望の若者チェ・チャンギュ。
更に、Barがある街では、大手企業が仕掛ける不動産事業のため地上げが横行していた。

物語の背景はこんな感じ。そして、シユンが後輩の死の復讐をするために、過去のミッションに何故中止命令が出されたのか、その命令を出したのは誰なのか? 物語の主軸はシユンの復讐物語。
シユンの復讐、テホとチャンギュの引き受けた事件、街の地上げ、、、全く違う軸のストーリーが徐々に1本にまとまっていく過程を描いた物語なのです。さっさと影の仕置き人みたいなチーム編成ができて、悪に迫り、悪を倒すというストーリーをイメージしていたので、意外な展開ではありました。パク・シフの肉体美を見せつけながら、華麗なアクションが、、、、と想像していたら、肉体美は見せつけられるのですが、アクションシーンがそれほどでもなく、何とも静かなアクションドラマです。
唯一、注目したキャラクターは、チャンギュを演じたイ・スヒョク。「夜を歩く士(ソンビ)」「運勢ロマンス」のイ・スヒョクです。本作の彼が一番ナチュラルでかっこいいかな?!

★は3つにしてあげたいけれど、さすがに厳しい。物語の深み、テンポで点数を落として、2つ。