W-君と僕の世界- ★★★★★

全16話

予測不可能感が半端ない!企画の斬新さも相まって、一気にラストまで走る抜ける感じで見られるドラマでした。
物語は漫画の世界と現実の世界を融合させていく、斬新な企画。確かに子供の頃、漫画に出てくる王子様のようなイケメンにウットリして現実逃避していたことがあったけれど、正にそれを現実にしてしまったというのはある意味ズルい企画です。漫画だからこその何でもありの展開に先の予想はほぼ無理!!中盤以降は、最終話をどう落ち着かせるのかが気になってたまらない。

現実の世界の主人公は、医者のオ・ヨンジュ(ハン・ヒョジュ)。父親は人気WEB漫画の作者。父親が描く漫画の主人公が、カン・チョル(イ・ジョンソク)。漫画に登場する悲しい過去を抱えた完璧なイケメン、カン・チョルにイ・ジョンソクをキャスティングしたのも絶妙!!漫画にでてきそうな現実味が乏しい感のイケメンだから。
ある日、父親の作業部屋で、突如PCの画面から飛び出してきた血まみれの手につかまれ、漫画の世界に引き込まれたヨンジュ。瀕死の重傷を負ったカン・チョルを医者であるヨンジュが助ける。訳がわからないまま、漫画の世界から現実の世界に戻ろうとするヨンジュ。そして、物語が「つづく」となった時、現実の世界に戻れることに気づく。そこから漫画の世界と現実の世界を行き来しながら、物語が進みます。いつしか自分の意思をもってしまったカン・チョルは、突然現れたヨンジュの存在が気になり、調べていくうちに自分が漫画の主人公であることを知ってしまいます。
ここまでが物語の前半。ヨンジュだけが漫画と現実の世界を行き来していたのが、中盤以降はカン・チョルも両方の世界を知ることに。
そこからは、もう何が何だか、、、。
登場人物たちの意思によって動く物語と、作者の意思によって動かすことができる物語。その両方向から、加速度的に予想外の展開が起こっていくのが、中毒性の面白さへと繋がっていく。
都合が悪くなれば、作者になって物語を無理矢理好きな方向にもっていけるというわけだから、もはや何でもあり!!
これは、ズルいよね。
中盤以降に登場する正体不明の悪役との対決と、物語の結末の行方、更にはヨンジュとチョルの愛の行方をラストに向けてどう納めていくのか気になって仕方ない。
とにかく「そうくるか?!」の連続。
そしてもう一つ上手いなぁと思ったのは、漫画の世界と現実の世界の時間軸を同じにしていないところ。そうすることによって、更に複雑な展開にできるし、何でもありの展開にできちゃうわけです。
見終わってしまえば「なるほど!」のラストなんですが、「そうきたか?!」のラストでもある。

久々にキャスティング以上に物語に翻弄されたドラマでした。
新規性と、斬新さで満点つけるしかないなぁ!!!