ビューティフルマインド~愛が起こした奇跡~ ★★★☆☆

全14話

「トキメキ☆成均館スキャンダル」の脚本家が贈る、ハートフルヒューマンラブストーリー。最近私の中で「この人が出ていたら観る」の大人の男部門第一位を独走しているのがチャン・ヒョク。彼の主演ドラマ。そして、個人的にはキャスティングがとても面白かった!最近制覇したドラマの出演者が目白押しだったからなんだけど、、、。「客主」と「いとしのクムサウォル」「凍える華」からのキャスティングがダブってしまって、面白かった。

舞台は、医療現場。主人公は、天才的な手腕を持ちながら、人格的な欠陥、人と共感する能力が欠落しているという障害を抱える脳神経外科医イ・ヨンオ。父は、ヒョンソン病院の脳血管センター長。医療ドラマにありがちな人命を守る医者と、金儲けと権力を追い求める病院関係者との攻防を背景に、イ・ヨンオの医者としての成長と恋愛が起こす奇跡を描いた物語。ヨンオに奇跡をもたらすのが、心臓に障害を持つ新米女性警官のケ・ジンソン。事件に巻き込まれ病院に救急で搬送された患者を巡り、2人は出会うのです。ガッツリの恋愛ドラマではないので、恋愛要素を薄く感じるかもしれませんが、ゆーっくり、まーったり距離が近くなっていく過程が素敵です。
完全にチャン・ヒョクありきのドラマですね。彼の役作りはいつも面白い。本作では、人と共感できないという、感情を持たないというキャラなので、クール系。かなり後半の方まで、ほとんど笑顔を見ることがない。衣装もクール男なんで、ほぼ黒。スタートレックのスポックみたいな髪型で登場している。
物語の中盤までは、いろんな患者が登場してきて単発的なエピソードを綴っていくのだけれど、客観的にのみ人を見て診察していくヨオンの方が全うに見えてくる作り方が、面白い。出世欲、権力欲、金欲、更に自分を守るために悪いことを引き起こすのが、全員普通の人達。イ・ヨンオの障害が露呈してからは、彼を色眼鏡で見る周りの人達がいて、普通なら落ち込んだり悩んだりするのだけれど、ヨンオにはそんな感情もなく、淡々と振る舞う。そのアンバランスな感じが、このドラマの最大の魅力かもしれない。

中盤に差し掛かったところで、露呈するヨンオと父の過去。
そして、ヨンオにとってジンソンの存在が確実なものに変わる。
大きな盛り上がりはないけれど、ほっこり癒されるドラマに仕上がっています。

メインキャスト以外での注目は、「いとしのクムサウォル」でも共演していたユン・ヒョンミンとパク・セヨン。パク・セヨンが演じるのは主人公ヨンオの元カノ。意地悪な役の方が似合うので、本作では中盤あたりから彼女の演技に深みが出てきます。ユン・ヒョンミンは、胸部外科の助教授として登場。「いい医者」になることを目指す常識人。昭和の丸めがねみたいな眼鏡をかけて登場しますが、彼は注目している若手!いい作品に続いて出演しているので、今後の俳優としての生き残り方に注目したい。

全体的な★は3つです。主人公とその父との過去の出来事が絡み、後半に向けて多少の盛り上がりはあったものの、全体的にどのエピソードも深みに欠ける展開に4つは厳しいですね。チャン・ヒョクの存在感がなかったら、もっと薄いドラマになっていた感は否めない。ヨンオとジンソンのカップル度も、ベストとは言い難い。年齢的にどう見ても不釣り合いな感じが、、、。実年齢は、40歳と25歳のカップル。ドラマの設定からすると、ヨンオはチャン・ヒョクの実年齢マイナス10~15ぐらいかなぁ。とはいえ、ちょっと相手役としては若すぎて無理があるような。。。『シンデレラと4人の騎士<ナイト>』の方がハマってますね。