僕は彼女に絶対服従~カッとナム・ジョンギ~ ★★★☆☆

全16話

コスメの中小企業と大手企業の攻防を描きながら、登場人物たちの会社員としての葛藤を描く、オフィスドラマ。名作とされる「ミセン」を意識している感じが髄所に出ている。そして、本作はいわゆる韓国のキー局ドラマではなく、ケーブルTVもの。最近、ケーブルTVがドラマに力を入れているらしく、穴馬的な作品がチラホラ!
本作では、主演格に「善徳女王」のイ・ヨウォンと韓国のキムタクと言われるユン・サンヒョンを投入。異色の顔合わせにして豪華!

ユン・サンヒョンが演じるのは中小のコスメ企業、ラブリーコスメの課長ナム・ジョンギ。バツイチ、子持ちで、弟と父の4人暮らし。商品の開発技術は優秀で、部下からの信望も厚いけれど、どこか自信がなく気弱な男性。このラブリーコスメと攻防を繰り広げるのが大手企業、黄金化学。ある日、黄金化学に凄腕の女性社員が配属される。イ・ヨウォン演じるオク・ダジョン。イメージは鉄の女!しかもバツ3。彼女が黄金化学を突如辞め、ラブリーコスメの社長の誘いでジョンキの上司としてラブリーコスメにやってくる。更に、オク・ダジョンの自宅は、ジョンギと同じマンションでお向かいさん。公私ともに、距離を詰めていくジョンギとダジョン。
ラブリーコスメの新商品開発に絡み、それを阻止しようとする黄金化学の常務の悪だくみが始まる。そして、ダジョンの元夫が次々と登場。元夫を演じるのが主演格の俳優陣というところも見逃せない。

「ミセン」を意識して、、、というのは、随所に入るユン・サンヒョンのナレーション。「ミセン」では、イム・シワンが心の声をナレーションしているが、本作でもジョンギの心情をナレーションで挟んでくる。これはなくてもよかったかもしれないと、、、。

見どころは、ラブリーコスメに働く人たちの悩みや成長がリアルな点かな?!子持ちのOLに、不安定な契約社員を設定し、それぞれの立場での仕事への悩みや、仕事への向き合い方を描いています。セクハラ、パワハラといった会社にありがちなテーマも盛り込みながら、中小企業が大手企業に戦いを挑む姿をコミカルに描いている作品です。
登場人物で最も注目してほしいのは、ジョンギの弟役で登場する2PMのチャンソン。定職につかず、チャラ男キャラの弟をコミカルに、存在感を放ちながら演じています。シリアスな役よりコミカルな方が似合うかも。

全体的に面白いけれど、大きな山あり、谷ありの作品ではありません。軽いコメディを見る感覚で楽しむのがオススメ。ユン・サンヒョンにとっては2年ぶりのドラマ復帰のようですが、彼の場合、平坦な作品よりは突き抜けた作品の方が似合うかなぁ。徹底的にコメディか、徹底的にシリアスか、、、。振り子がしっかり振り切れる作品に出てほしい。

ということで、★は3つにしておきます。