ゆれながら咲く花 ★★★★☆

全16話

韓国版「3年B組金八先生」ともいえる学園ものの、名作。2012年にOAされた作品なので、ちょっと古い感じがしますが、出演者が今だからいえる豪華メンバー。金八先生のポジションを担うのは、チャン・ナラ演じる女性教師チョン・インジュ。タイトルにある「ゆれながら咲く」のは、生徒たちのこと。学校側が問題児とする生徒たちの心情を<ゆれながら咲く>と形容している。

舞台になるのは、スンリ高校2年2組。成績優秀者と落ちこぼれが混在する問題を抱えたクラス。進学校としてこのクラスを何とかしたい校長は、予備校の人気講師を迎え入れる。それがチェ・ダニエル演じるカン・セチャン。チョン先生は、生徒一人一人のことを大切に考えながら教育者としての理想を目指したいが、学校側の意向や落ちこぼれ組が引き起こすトラブルでなかなか思うようにいかない。そんな時、カン先生がやってきて、2年2組を2人で共同担任することに。チャン先生の生徒への接し方は、かつてカン先生も理想としていた姿。教師としての自分に不安を抱きながらも、生徒のことには妥協しないチャン先生の姿にいつしかカン先生にも変化が訪れるのです。

2人の先生を悩ませる落ちこぼれ群の生徒には、「ピノキオ」のイ・ジョンソク、「相続者たち」のキム・ウビンらの人気若手俳優が揃い、女子生徒に「家族の秘密」のリュ・ヒョヨン、「いとしのクム・サウォル」のパク・セヨンなど今をときめく演技派が勢ぞろい。思春期の揺れ動く様をそれぞれが見事に演じています。

学校のメンツを考えてばかりの学校上層部の教師と、現場で生徒を見つめる教師。どこの国でも理想とする教育はさほど変わらないようです。そして、<ゆれながら>成長していく生徒たちの背景に複雑な家庭環境を描いているところも見どころでしょう。過保護な親が何故子供に過干渉なのか、、、。すさんだ家庭の子供は、どう現実を受けれればいいのか?! 子供は決して親から逃げることはできず、それでも自分の将来には誰しも夢は持っている。どうやって現実を克服し、受け入れて前に進んでいくのか?!子供たちの成長を見守りながら、大人たちの生き方を捉えるドラマのように思います。