魔王 ★★★★☆

全20話

ひさびさに旧作のご紹介。2007年に放映された「魔王」です。
チュ・ジフンとオム・テウンが男同士の壮絶なぶつかり合い!そこに絡むヒロインは、「僕の彼女は九尾狐」のシン・ミナ。

オム・テウン演じるカン・オスは、権力者の父に反抗し、荒れた高校時代を過ごす。そしてある日、悪友たちと傷害事件を起こしてしまうが、事故として片づけられ刑に服すこともなく数年後、、、カン・オスは刑事になっていた。一方その傷害事件で、兄を殺され、そのショックで母親も死に、天涯孤独となった弟は、行方不明に。

一方、図書館司書として働くソ・ヘイン(シン・ミナ)は、触ったものから過去の記憶を辿れる超能力者。ある日、カン・オスに送られてきたタロットカードと脅迫状。殺人事件現場に残された同じカードを巡って、ソ・ヘインと弁護士オ・スンハ(チュ・ジフン)が絡み物語が展開していきます。

カン・オスが引き起こした傷害致死事件の真相をタロットカードに封じ込め、ラストに向かって徐々に暴かれていく真相と、復讐劇。タロットカードの持つ神秘性と、事件の謎めきが上手くコラボしていて重厚感あるサスペンスドラマに仕上がっています。
2007年の作品なので、チュ・ジフンがドラマ「宮」で韓流スターの第一線に躍り出た翌年の作品。まだまだ若いけど、ベテラン、オム・テウンにひけをとらない演技を披露。無表情でクールな彼の印象と、本作のオ・スンハの影あるキャラがよくマッチしていて、ナイスなキャスティングです。
ドロドロした事件でマクチャンサスペンスのような様相のドラマの中で、唯一希望を持たせてくれるのがソ・ヘインの存在。ラブ要素を抑えて全体をまとめたのも正解!

立場は違うけれど、結局はどこか似た者同士のカン・オスとオ・スンハ。本作を見逃している人は、人生において自分に起こる出来事は、全て自分が背負っていかねばならないという教訓とともに、本作の謎解きを楽しんでみてください。

映画ならいざ知らず、ドラマには珍しい重苦しいラストも、納得せざるを得ないラストです!!