イニョプの道 ★★★☆☆

全20話。

主人公・イニョプ(チョン・ユミ)が汚名をきせられ生涯を閉じた父親と家名復活のためにその生涯を捧げる物語。イニョプに関わっていく男性は王の庶子であることを知らず奴婢として生きるムミョン(オ・ジホ)と、イニョプの許嫁であり両班の息子キム・ウンギ(キム・ドンウク)。
両班の娘だったにも関わらず、父親の汚名のせいで奴婢となってしまうイニョプ。身分が失われる前には許嫁だったウンギとの結婚も夢と消え、親友と思っていた女友達ユノクにも裏切られる。生きる希望をなくしたイニョプを荒療治によって死の淵から救ったのがムミョン。

この物語の見どころは、身分を超えた恋愛模様でしょうか。
世の中、身分やお金は関係なし!
大切なのは生きようとする前向きな心と、身分に関係なく人を人として見ることの大切さと説いているように思います。
もともとの身分などは、生まれた環境によって簡単に変えられてしまうもの。それをムミョンが証明しています。
そして人は窮地に立たされると本来の姿が出てきたり、本来の姿が変わってしまったりするほど人は弱い生き物だということをウンギが教えてくれるドラマです。

全体的な物語の展開としては、少々スピード感に欠ける感じが否めない。とはいえ、いい人だったはずのウンギが嫉妬にかられ嫌な男と化していく過程や、二人の男性に囲まれるイニョプの本音が明らかになるまでのハラハラ感は、それなりに楽しめます。
ムミョンを演じたオ・ジホは、韓国の草刈正雄みたいな感じのリアルな王道イケメン。時代劇は久しぶりかなぁ。
イニョプに対する接し方が不器用すぎて、ちょっと似合わない感じもするのですが、イケメンが無骨な男を演じるからいいんでしょうね。

もちろん、韓流おきまりの嫌な女性陣も登場。イニョプを裏切るユノクとその母ユン氏。この二人の意地悪さを見返せるラストは爽快です。そして、箸休め的存在が、女好きのユノクの兄・ユンソと、微妙な悪役として憎みきれないキャラとして登場するユンソの嫁。
最後に見落とさないでほしいのは、キーマン的な妓生として登場するカヒア(イ・チェヨン)。「カッコウの巣」で代理母を演じた女優さん。マクチャンドラマでいい味を出してドラマを盛り上げてくれる存在。今回は悪役と言うよりはミステリアスな役どころ。もう少し彼女の背景を深く描いてほしかったかなぁ。

普通に楽しめますということで★は3つにしておきます!!